韓国ドラマ『私の国（英題：My Country: The New Age）』は、JTBCで2019年に放送された全16話の大型時代劇。高麗末期から朝鮮建国へ至る激動期を背景に、親友の剣が“理想の国”をめぐって交わるブロマンス史劇の傑作です。
現在はプライムビデオでも視聴案内があり、配信形態は時期や地域により変動します。
配信サービス名：プライムビデオ
話数：16話
ジャンル：時代劇／歴史アクション／ロマンス／ブロマンス
この作品はこんな人におすすめ
- 史実×フィクションの骨太な時代劇を楽しみたい
- 友情が対立へ変わる“胸アツブロマンス”が好き
- 剣戟アクションと戦略劇が両方ほしい
- 李成桂・李芳遠ら実在人物の物語に惹かれる
- 16話で濃密に完走できる大作を探している
動画は、『私の国』予告編 | ポニーキャニオン WE LOVE Kより
※この記事には広告・PRが含まれます（Amazonアソシエイトリンクを使用しています）
キャスト情報（代表作・特徴）
ヤン・セジョン（ソ・フィ役）
『浪漫ドクター キム・サブ』『30だけど17です』などで評価を高めた若手実力派。庶民出身の剣士フィを芯の強さと静かな情熱で体現。重厚なアクションと繊細な心情表現の振れ幅が魅力。
ヤン・セジョン出演作のDVD・写真集・OSTを今すぐチェック！
※この記事には広告・PRが含まれます（Amazonアソシエイトリンクを使用しています）
ウ・ドファン（ナム・ソノ役）
『偉大な誘惑者』『マッド・ドッグ』『ザ・キング：永遠の君主』で存在感。時代劇初挑戦となる本作では、貴種ゆえの屈折と知略を備えたソノを熱演。冷徹さの奥に宿る渇望が視聴者の心を掴む。
ウ・ドファン出演作のDVD・写真集・OSTを今すぐチェック！
※この記事には広告・PRが含まれます（Amazonアソシエイトリンクを使用しています）
ソリョン（AOA）（ハン・ヒジェ役）
歌手・女優として活躍。情報屋として生きる気丈なヒロインを、機転と行動力で魅力的に表現。復讐と自立の間でもがく姿が物語の推進力に。
チャン・ヒョク（イ・バンウォン役）
『チュノ』『根の深い木』『ボイス』など代表作多数。後の朝鮮第3代王となる李芳遠を、圧倒的なカリスマと野心で描き切る。静かな威圧感と人間味のバランスが見どころ。
キム・ヨンチョル（イ・ソンゲ役）
重厚な存在感で朝鮮建国の祖・李成桂を演じる。慈父と覇者の顔を併せ持つ難役を、抑制の効いた芝居で説得力高く体現。
アン・ネサン（ナム・ジョン役）
ソノの父で権力に執着する高官。理不尽と策謀の象徴として物語を攪拌。静かな狂気が緊張感を底上げする。
あらすじ
ネタバレなし
高麗末期の1388年。病弱な妹を支える庶民の青年フィと、高官の庶子として差別を受けるソノ。剣と弓を競い合う親友の二人は、追われるヒジェを救ったことを機に運命が動き出す。武科試験、遼東征伐、威化島回軍—激動の渦の中で、二人の“私の国”は少しずつ別の色を帯びていく。
ネタバレあり
不正による武科合格、刺殺隊の密命、戦場での再会。立場と信念が二人を分かち、やがて刃を交える宿命へ。フィは家族と仲間を守るため、ソノは出自を超えるため、各々の正義に殉じる。李成桂と李芳遠の権力闘争が頂点に達する中、友情と恋、忠義と裏切りが絡み合い、選択の代償が突きつけられる。結末は痛みを伴いながらも、二人の“国”の定義を更新する。
見どころ・魅力を深掘り
史実×フィクションの緊張感
威化島回軍や朝鮮建国といった史実を縦軸に、家族・友情・恋を横糸として編む設計が秀逸。歴史用語や政変のディテール（遼東征伐、武科試験、私兵運用）が物語を骨太に支え、知的満足とエンタメの両立を実現。
ブロマンスが物語の核
相反する立場へ追い詰められていくフィとソノ。互いの弱さを知り尽くした者同士の対峙は、戦いのたびに愛憎と敬意が交錯。勝敗よりも“守りたいもの”を問う視点が胸アツで、王道でありながら新鮮。
カリスマの化身・イ・バンウォン
チャン・ヒョクが演じる李芳遠は、理性と激情を併せ持つ猛禽のよう。微笑の下に野望を隠す芝居が圧巻で、登場するだけで空気が張り詰める。史実キャラが“人”として立ち上がる快感がある。
剣戟アクションと映像美
泥と血の匂いが伝わる近接戦、弓術、騎馬戦のテンポが良く、戦略の駆け引きも見応え十分。低彩度の色調と重厚な美術、太鼓やストリングス主体の音楽が没入感を高める。
ヒロインの主体性
ヒジェは“救われる側”に留まらず、情報収集と行動で運命を切り開く存在。復讐心と正義感の間で揺れる人間味が、男性中心に傾きがちな時代劇に現代的バランスをもたらす。
制作・基本データ
- 配信：プライムビデオで配信中
- 形式：全16話（1話約70分）
- 主要制作：Celltrion Entertainment ほか
- 脚本：チェ・スンデ／演出：キム・ジンウォン
SNSの声
- YURI（Filmarks）：ブロマンスと弓術シーンが最高。戦闘多めでも最後の盛り上がりに報われたという感想。
- u/longpostlover（Reddit）：友情が対立へ変わる過程が痛烈で、泣きながら一気見。フィとソノの補完関係が尊い。
- IMDbユーザー（IMDb）：“史上最高の友情劇”との絶賛。大規模戦闘と人物ドラマの両立が見事。
- Vikiフォーラム投稿者（Viki）：“朝鮮建国期を真正面から描く良作”。アクションと演技が高評価。
- 韓ドラ中毒（Amebaブログ）：配役の妙と胸を締め付ける展開にハマる、とのレビュー。
まとめ
『私の国』は、史実の重みと青春の痛みが同居するブロマンス史劇の到達点。剣が交わるのは“国”のためか、“誰か”のためか。視聴後に残る問いが、物語を記憶に刻む。時代劇が初めての人にも、骨太な人間ドラマを求める人にも強く推したい一作です。
▶ 『私の国』予告編 | ポニーキャニオン WE LOVE K
※この記事には広告・PRが含まれます（Amazonアソシエイトリンクを使用しています）
コメント