韓国のファンタジー時代劇ロマンス『太陽を抱く月』(2012/MBC)。
王イ・フォン(キム・スヒョン)と巫女となったホ・ヨヌ(ハン・ガイン)が、宮廷の陰謀に翻弄されながらも再び巡り合う物語です。最高視聴率42.2%の大ヒット作として知られ、若き日のヨ・ジング、キム・ユジョン、チョン・イル、キム・ソヒョンら子役&若手の名演も語り草。現在はプライムビデオで視聴できます(全20話)。
こんな人におすすめ
📽️ 30秒でわかる『太陽を抱く月』
世子イ・フォンとホ・ヨヌは運命に導かれ恋に落ちるが、政略の陰謀で婚礼直前に別離。8年後、王となったフォンは 記憶を失い巫女ウォルとして生きる彼女と再会し、止まっていた運命の歯車が再び回り始める。
① 王×巫女の“身分と運命”を越える純愛
② 幼少期からの記憶が再会で回収されるカタルシス
③ 宮廷陰謀が恋を試すサスペンスライン
④ 王の威厳と脆さが同居するキャラクター魅力
⑤ 月光・衣装・音楽が紡ぐ象徴美
※この動画は限定公開ショートです。クリックするとYouTubeで再生されます。
・王宮の陰謀×純愛の“胸アツ”ロマンスを一気見したい
・子役時代から青年期までの濃密な成長譚が好き
・キム・スヒョン&チョン・イルの二大スターの共演に惹かれる
・巫女/世子/中殿など宮廷設定を味わう時代劇が好き
・OSTと映像美で余韻に浸れる作品を探している

配信・基本データ(日本)
・配信サービス名:プライムビデオ
・話数:全20話
・ジャンル:時代劇ロマンス/ファンタジー/宮廷陰謀劇
・原作:チョン・ウングォル『太陽を抱く月』
・放送:2012年/MBC
あらすじ(ネタバレなし)
朝鮮王朝時代。太陽のように温かな世子イ・フォンと、月のように彼を見守る聡明な少女ホ・ヨヌは、運命に導かれるように恋に落ちます。しかし、政略と権力争いの陰謀によって婚礼直前にヨヌが“死去”。8年後、若き王となったフォンは彼女を忘れられず心を閉ざしたまま。一方ヨヌは記憶を失い巫女ウォルとして生きており、ある夜、二人は再会します。止まっていた運命の歯車が再び回り始めます。
あらすじ(ネタバレあり)
ヨヌの死は呪術による偽装で、王太后派と名門ユン一族の権力掌握のための策略でした。ウォルとして宮廷に戻った彼女は、王の護符として側に置かれ、封印された記憶と真実が徐々に解かれていきます。王は王弟ヤン・ミョン君との複雑な感情、臣下や内命婦の思惑、政変の危機に直面しながらも、最愛の人と国家を守る決断を下します。恋と権力の均衡、そして“許し”がクライマックスの鍵になります。
見どころ① 子役編が築く“泣ける導入”
前半はヨ・ジング×キム・ユジョン×イ・ミノ(後の芸名:イ・テリ)×キム・ソヒョンらの子役期で、友情と初恋の火種を丁寧に積み上げます。純度の高い台詞と視線の演技が、後半の再会と赦しに強い説得力を付与。青年期に移行してからの“喪失の重さ”が胸に残り、物語全体の泣ける下地を作ります。
見どころ② 王宮サスペンス×純愛の黄金比
巫女、王太后、重臣、内命婦が絡む宮廷陰謀が、王とヨヌの再会を阻む壁として機能。暗闘や密書、呪術といったサスペンスの緊張感と、運命の恋の直球さを絶妙にブレンドします。重厚になり過ぎないよう、宦官ヒョンソンらのユーモアも配分され、全20話を最後まで牽引します。
見どころ③ キム・スヒョンの王の存在感
青年期の王イ・フォンを演じるキム・スヒョンは、節度ある所作と鋭い眼差しで“若き賢王”を体現。怒りや嫉妬の揺れを繊細な呼吸で表現し、権力者でありながら一人の恋人でもある二面性を魅せます。最終盤の“公と私の両立”に至る弧は、彼の代表作に数えられる所以です。
見どころ④ 王弟ヤン・ミョン君の切なさ
チョン・イル演じるヤン・ミョン君は、王を兄として敬いながらも、同じ女性を愛してしまった葛藤を抱えます。身分と運命に翻弄される“月の影”のような存在で、三角関係に深みを与えるだけでなく、王の選択の重みを際立たせます。彼の視点があることで、物語は単なる純愛を越えた群像劇へ。
見どころ⑤ 映像美とOSTの余韻が織りなす世界観
宮廷の庭園、夜影に浮かぶ回廊、月光の差し込む窓辺──美術、美術設定、照明、衣装の配色が精緻に練られ、陰謀の闇と恋の光が視覚的に交錯する世界を築いています。深い藍、銀、白、漆黒といった色調が、物語の緊張と感情の揺れを「色」で語りかけ、シーンごとに視覚的な温度差を生み出すのが特徴です。
音楽面では、OSTが感情の波を長く引き伸ばす装置として機能します。代表曲「時間に逆らって(시간을 거슬러)」を歌う Lyn(リーン)は、ヨヌの失われた過去と苦悶を艶やかな声色で包み、王への想いと悲しみを重層的に響かせます。
キム・スヒョン自身が歌う「あなたひとり(그대 한 사람/The One And Only You)」は、フォンのひたむきな想いを歌に変え、再会や別離の瞬間に涙を誘う力を持ちます。
他にも、イ・ギチャン「違うことを(아니기를)」や Heora(ヘオラ) の「月の光が沈み(달빛이 지고)」などが挿入歌として、風景や心象風景を彩るBGMとなっています。
これらの曲は、場面の余白に“音の余韻”を残すよう設計されており、例えば再会シーンでの沈黙が長いほど、Lynの歌声が胸に浸透し、視聴者は次の展開を待ち望むようになります。告白や別れのクライマックスでは、映像と音楽が融合して“言葉を超えた伝達”が行われ、感情の揺さぶりが画面の枠を超えて鑑賞者の胸に残るのです。
宮廷ファンタジー時代劇として、この映像とOSTの統合された世界観は、ラストのカタルシスを支える根幹となります。視覚と聴覚の共鳴によって、恋愛・復讐・赦しといったテーマがより深く胸に刻まれることで、単なるロマンスを超えた叙情的な体験へと昇華されます。
キャスト情報(代表作・受賞・特徴)
キム・スヒョン(イ・フォン役)

『星から来たあなた』『サイコだけど大丈夫』でトップ俳優へ。ベクサン芸術大賞TV部門最優秀演技賞を受賞し、本作でも若き王の気品と情の強さを両立。重厚な台詞術と涙の演技が圧巻です。
キム・スヒョン Amazonでチェック
DVD、写真集、OSTなど豊富なラインナップを今すぐチェック!
ハン・ガイン(ホ・ヨヌ/ウォル役)

映画『建築学概論』での清新さと成熟の両面で評価。ヨヌの強さとウォルの儚さを一人二役的に表現し、王との再会劇に切なさを加えます。透明感のある佇まいが物語の芯になります。
ハン・ガイン Amazonでチェック
DVD、写真集、OSTなど豊富なラインナップを今すぐチェック!
ヨ・ジング(少年期イ・フォン役)

子役出身の実力派。のちに『怪物』『ホテルデルーナ』主演へ。本作では王となる器の知性と優しさを、幼さの中に宿す演技で体現し、“神童”評価を決定づけました。
ヨ・ジング Amazonでチェック
DVD、写真集、OSTなどファン必見のアイテムを今すぐチェック!
キム・ユジョン(少女期ホ・ヨヌ役)

『雲が描いた月明かり』『コンビニのセッピョル』など主演級へ成長。清らかな眼差しと芯の強さで、後半の痛みを観客に共有させる重要な起点を担います。
キム・ユジョン Amazonでチェック
DVD、写真集、OSTなどキム・ユジョンの魅力が詰まったアイテムをチェック!
チョン・イル(ヤン・ミョン君役)

『シンデレラと4人の騎士』『夜警日誌』ほか。自由奔放さの裏に宿る孤独を繊細に滲ませ、兄弟と恋の狭間で揺れる“第二の太陽”を魅力的に造形します。
チョン・イル Amazonでチェック
DVD、写真集、OSTなど多彩な魅力を堪能できるチョン・イル関連アイテム!
キム・ミンソ(ユン・ボギョン役)
『検事プリンセス』『トキメキ☆成均館スキャンダル』などで注目。愛と権力の板挟みにある中殿を、冷ややかな気品で演じ、宮廷陰謀パートを牽引します。
キム・ソヒョン(少女期ボギョン役)
『ノクドゥ伝』『「好き」でよかった』など主演級へ。幼いながらも嫉妬と孤独を宿した複雑な表情が印象的で、物語に陰影を与えます。
イ・ミノ(若きヤン・ミョン君役)
現在の芸名はイ・テリ。『屋根部屋のプリンス』『エクストラオーディナリー・ユー』ほか。子役時代の確かな存在感で、兄弟の確執の根を繊細に示します。
太陽を抱く月 OST
朝鮮王朝時代を舞台に、架空の王と記憶を失った巫女の切ない愛を描いたファンタジー・ロマンス史劇『太陽を抱く月』。その感動と余韻を彩るオリジナル・サウンドトラックが、CD2枚組に加えてミュージックビデオ3曲を収録したDVD仕様で登場しました。壮大なスコアと心に残るバラードが、ドラマの名場面を鮮やかに蘇らせます。
太陽を抱く月 OST Amazonでチェック
DVD、写真集、OST、グッズなど注目アイテムを今すぐチェック!
CD.1
- 時をさかのぼって / Lyn
- 月明かりが消えて / Heora
- 涙の道 / フィソン
- 影 / Monday Kiz
- 太陽を抱く月
- 隠れた月
- 花びらのように閃光のように
- 宮廷
- 長命縷
- 市場通り
- 慰霊祭
- ふたつの太陽とひとつの月
- 隠月閣
- ヨヌ降臨
- 太陽の涙
- 宮廷の朝
- 黒呪術
- ちょうちょの舞
CD.2
- どうか恋ではないように / イ・ギチャン
- 渦巻く運命
- 月の正体
- 月明かりに映る霧雨
- 棒投げ遊び
- 太陽に遮られた悲しい光
- 月華
- 不吉な前兆
- 謀反
- 反逆
- 太陽と月
- 解憂石
DVD.1
- 時をさかのぼって
- どうか恋ではないように
- 月明かりが消えて
このOSTは、韓国で発売された2つのアルバムを再編成した決定版です。歌唱曲の力強さと繊細なスコアが融合し、ドラマの世界観を音楽で再び体験できる内容となっています。ファンにとって特別なコレクションになること間違いありません。
SNSの声
・きっ祥(Amebaブログ):
「20話に無駄がなく、ハラハラと胸キュンが詰まっていました。視聴後ロスが来るほど余韻が強い」
・すせみ(Amebaブログ):
「重めの物語だけど、それでも走り抜けた。子役パートの良さが支えになった」
・u/1v1brah(Reddit):
「子役は素晴らしいが、大人編は好みに合わなかったという声も。だからこそ評価が割れるのが面白い」
・u/Rainiana8(Reddit):
「初恋から続くロマンスに賛否はあるものの、古典的王道として楽しめる」
・Destination KR(ブログ):
「完全フィクションの時代劇として徹底していて、40%超の視聴率も納得の吸引力」
筆者の視点・感想
『太陽を抱く月』は、壮大な運命と切なさを抱えたロマンスと王宮サスペンスが見事に融合したドラマで、時代劇の枠を超えた普遍的な愛の物語として心に響く作品だと感じました。子役時代の描写から成人後の葛藤まで、人物の成長が丁寧に描かれている点が特に優れていて、「過去と現在」が繊細に交錯する構造が物語に深みを与えています。
キム・スヒョンが演じるフォンは、初恋の人を失った痛みに縛られながらも王としての重責を背負い、孤独を抱えて前へ進む人物です。ハン・ガインが演じるウォル(=ヨヌの面影を宿す巫女)は、自分の記憶と他者の期待の間で揺れながら、フォンと出会うことで新たな感情に戸惑います。この二人の関係には、「記憶」と「再会」のテーマが織り込まれており、観るたびに「本当の自分」「愛する人とは何か」という問いが胸に浮かびます。
特に心に残っているシーンは、ヨヌとフォンが幼いころに出会うくじ引きの場面です。ヨヌが密かに選んだくじをフォンが見つけてしまい、互いに顔を赤らめながら目線を逸らすその瞬間。二人の距離の近さ、気まずさ、淡い期待……会話も少なく、ただ見つめ合うだけの時間が、この出会いの運命性を強く感じさせてくれます。あの無言の間の中に、初恋の予感と切なさがぎゅっと凝縮されていたように思います。
ただ、一方で後半に進むにつれて展開が早まり、政治的陰謀や後継争いなど要素が増えて物語が複雑になりすぎた印象も受けました。登場人物が多く、背景や動機が十分に描き切れないまま進むこともあり、全キャラに感情移入するのは難しい瞬間もあります。特にウォルの内面で揺れる葛藤や、その選択に至る心象をもう少し丁寧に見せてほしかったという思いは残ります。
とはいえ、この作品の強さは、映像美・演出・俳優たちの表情の力といった“語らない語り”にもあります。光と闇、月と太陽の対比のメタファーが映像的に繰り返され、愛と運命の重みを視覚的にも体感させます。観終わった後、胸の奥に切なさと余韻が残り続ける、そんなドラマでした。
『太陽を抱く月』は、ただの時代劇恋愛ではなく、時間を超えて心に残る「運命の愛」を描き切った一作。時代劇をあまり見てこなかった人にもおすすめしたい、色褪せない魅力を持った作品だと思います。
まとめ
“太陽(王)と月(巫女)”という象徴で描く、運命と赦しの宮廷ロマンス。子役編の純度、王宮サスペンスの緊張、王と月の再会のカタルシスが重なり、時代劇ロマンスの金字塔と呼ぶにふさわしい完成度です。視聴はプライムビデオで。今だからこそ、原点回帰の“胸アツ”をどうぞ。
▶ 太陽を抱く月 Blu-ray & DVD-BOX(予告)
太陽を抱く月 Amazonでチェック
DVD、写真集、OSTなど人気アイテムを今すぐチェック!




コメント