2021年公開の韓国映画『On the Line(邦題:声/姿なき犯罪者)』は、元刑事である主人公が、振り込め詐欺によって失われた金を取り戻すべく、巨大犯罪組織に立ち向かうクライムアクションです。主演にピョン・ヨハン、対立役にキム・ムヨルを迎え、緊張と復讐、正義と裏切りが交錯する注目作です。
ここでは最新の配信状況、あらすじ(ネタバレなし/あり)、見どころ、キャスト情報、SNSの声を紹介します。
こんな人におすすめ
📽️ 30秒でわかる『声/姿なき犯罪者(On the Line)』
釜山の現場に“声”だけで襲いかかる振り込め詐欺。元刑事ソジュンは妻と同僚を守るため、 通話記録・送金ルート・使い捨て口座を辿り、中国拠点の巨大詐欺集団へ迫る。
① 電話越しの恐怖とリアルな手口が生む緊迫感
② 足で稼ぐ追跡×電脳犯罪の攻防が加速
③ 被害者の悔しさを背負うヒューマンな推進力
※この動画は限定公開ショートです。クリックするとYouTubeで再生されます。
・振り込め詐欺やサイバー犯罪がテーマの作品に関心がある人
・元刑事の復讐劇や社会派サスペンスを求めている人
・ピョン・ヨハンとキム・ムヨルの対決を観たい人
・犯罪組織の構造や裏社会をリアルに描いた映画が好きな人
・テンポよく進む緊迫感のある作品を楽しみたい人
動画は、【KNTV】声/姿なき犯罪者より
声/姿なき犯罪者 Amazonでチェック
DVD、写真集、OST、グッズなどファン必見のアイテムが勢ぞろい!
※この記事には広告・PRが含まれます(Amazonアソシエイトリンクを使用しています)

配信・作品データ
・配信サービス名:プライムビデオ
・上映時間:約109分
・ジャンル:クライム/サスペンス/アクション
・原題:보이스(On the Line)
・公開日:2021年9月15日(韓国公開)
あらすじ(ネタバレなし)
釜山の建設現場で働く従業員たちにかかってきた電話――。振り込め詐欺によって多数の人々が大金を失います。主役のソジュン(ピョン・ヨハン)は元刑事という経歴を持ち、愛する妻と同僚のために詐欺犯を追跡する決意を固めます。犯人を追う過程で、中国に拠点を持つ巨大詐欺集団の存在を知ることになります。
あらすじ(ネタバレあり)
ソジュンは中国の拠点に潜入し、組織の総責任者クァク(キム・ムヨル)が指揮する300億ウォン規模の詐欺計画を知ります。仲間の裏切りや危険な潜入捜査を経て、正義感と復讐心の狭間で葛藤しながらも、最終的には犯罪組織を揺るがす決断を下します。匿名性を武器にした“姿なき犯罪”の恐怖が鮮烈に描かれます。

見どころ① 犯罪組織のリアルな描写
振り込め詐欺という身近な犯罪を題材に、資金の流れや組織の運営体制まで緻密に描写。現実味のある設定が、作品全体に強い緊張感を与えています。
見どころ② 主人公ソジュンの葛藤
元刑事としての正義感と被害者としての怒りが交錯するソジュン。彼が復讐に走るのか、それとも正義を貫くのか、内面の葛藤が観る者に深い余韻を残します。
見どころ③ クァクの冷酷な存在感
キム・ムヨル演じるクァクは、冷酷で計算高い犯罪組織の幹部。主人公と対立する存在として強烈な緊張をもたらし、物語の軸を支えています。
見どころ④ 海外ロケーションの迫力
中国を舞台にした潜入シーンや閉鎖空間での攻防は、スリル満点。国際犯罪の現場を映し出すことで、スケール感と臨場感を増幅させています。
見どころ⑤ “声と姿”の象徴性
タイトルが示す通り、被害者に届くのは“声”だけで、犯罪者の“姿”は見えないという構図が全編を貫きます。現代社会に潜む匿名性の暴力性を描き、強い社会的メッセージを投げかけています。
キャスト情報
ソジュン(ピョン・ヨハン)

『ミスター・サンシャイン』や『六龍が飛ぶ』で高い評価を得た俳優。深みのある眼差しと緊迫感のある演技で、元刑事としての正義と市民としての怒りを巧みに表現しています。
ピョン・ヨハン Amazonでチェック
DVD、写真集、OST、グッズなど幅広いラインナップを今すぐチェック!
※この記事には広告・PRが含まれます(Amazonアソシエイトリンクを使用しています)
クァク(キム・ムヨル)

『悪人伝』や『神と共に』シリーズなどで存在感を示す俳優。冷酷な計算高さを持つ犯罪者を圧倒的な演技力で演じ、観客に強烈な印象を残します。
キム・ムヨル Amazonでチェック
DVD、写真集、OST、グッズなど注目アイテムを今すぐチェック!
※この記事には広告・PRが含まれます(Amazonアソシエイトリンクを使用しています)
その他キャスト
キム・ヒウォン、パク・ミョンフン、イ・ジュヨンが脇を固め、物語に厚みとリアリティを与えています。それぞれが被害者や仲間として主人公の行動に影響を与える役割を担います。
SNSの声
・@cinephile_jp:公開前から期待度が高く、社会派クライム映画として話題に。
・@kdramalove:ピョン・ヨハンの熱演に注目。正義感と復讐心の狭間をどう演じるか楽しみ。
・@filmtalk_global:実際に起こり得る犯罪を描いたリアルな脚本に期待。
・@movie_keans:組織化された詐欺の手口が興味深い。緊張感ある潜入劇が見たい。
・@jfilmnews:タイトルに込められた意味が作品全体にどう反映されるか注目。
筆者の視点・感想
『On the Line』は、現代社会に深く根付いた「音声フィッシング詐欺(電話詐欺)」というテーマを取り上げた社会派スリラーでありながら、緊迫した潜入劇と人間ドラマの要素も併せ持つ、見応えのある一作でした。
主人公セジュンは元刑事で、ある日突然、電話一本で人生を壊される被害者側に立たされます。彼が詐欺グループの内部に潜入し、巧妙に仕組まれた組織の実態を暴いていく過程は、復讐劇でありながらも“怒り”だけでは語れない深みがあります。
印象的だったのは、セジュンが詐欺組織の中枢に潜入し、廃工場のような空間に設置された巨大なコールセンターで犯人と対峙するシーン。暗がりの中、無数の電話機が並ぶ無機質な光景は、まるで人間性を奪い取るシステムそのものを象徴しているようでした。静寂と緊張に包まれたあの場面で、セジュンと詐欺の首謀者クァクが視線を交わすだけで火花が散るような空気感が生まれ、「この一瞬のために彼はここまで来たのだ」と強く感じました。
後半はスピード感重視の展開が多く、細かい人物描写や心情の掘り下げに物足りなさを感じる部分もありましたが、それでも社会問題をエンタメに落とし込む構成力は秀逸。音声詐欺の“声だけの脅迫”がどれほど人を追い詰めるのかを、被害者視点でリアルに伝えていた点は非常に意義深いと思います。
現代人なら誰もが受け取る可能性のある「知らない番号からの着信」が、恐怖の入口になり得ることを突きつけてくる本作。観終わったあと、スマホの着信音にちょっとだけ背筋が伸びる――そんなリアルな余韻を残してくれる一本でした。
まとめ
『声/姿なき犯罪者(On the Line)』は、姿を見せない犯罪に立ち向かう元刑事の戦いを描いたクライムサスペンスです。緻密な犯罪組織の描写、主人公の葛藤、圧倒的な悪役の存在感、そして国際的なスリルが融合した本作は、観る者に深い印象を残します。社会派映画としても娯楽作としても楽しめる一作です。
声/姿なき犯罪者 Amazonでチェック
DVD、写真集、OST、グッズなどファン必見のアイテムが勢ぞろい!
※この記事には広告・PRが含まれます(Amazonアソシエイトリンクを使用しています)




コメント