2024年の話題作『Lovely Runner(邦題:ソンジェ背負って走れ)』で主演を務め、一躍注目の的となったキム・ヘユン。
若手ながら確かな演技力と、ジャンルに縛られない柔軟な姿勢が評価され、「フォーブス」や「Cine21」などのインタビューにも登場しています。今回は、そんな彼女に現在の心境と今後の展望についてじっくり話を聞きました。
※インタビュー内容は、Cine21(2024年5月号)およびForbes Korea(2024年6月号)の公開記事をもとに再構成しています。
ドラマ『ソンジェ背負って走れ』について
※画像はU-NEXT公式『ソンジェを背負って走れ』予告編より ©U-NEXT より引用しています。権利はすべて配信元に帰属します。
ソンジェ背負って走れ|切なさと感動が詰まった青春ラブストーリーをDVD・OSTで堪能!
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U-NEXTオリジナルとして日本初・独占見放題配信中の『ソンジェ背負って走れ』は、韓国でも話題を呼んだ青春ファンタジー・ロマンス。バンド「ECLIPSE」のボーカルとして活動するリュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)と、彼の熱狂的なファンであるイム・ソル(キム・ヘユン)の時空を超えた恋と運命の物語です。
あらすじと注目ポイント
イム・ソルは過去に起きた事故により、自らの夢も希望も失い、心に傷を抱えながら日々を生きていました。そんなある日、ラジオを通じて聞こえてきたリュ・ソンジェの声に励まされ、彼のファンになります。そして2022年の年末、ついにライブでソンジェを目にしたその夜、彼の突然の訃報に打ちのめされます。しかし、目覚めるとそこは2008年。彼がまだ高校生として生きている時代でした。
- タイムスリップによって運命を変えるという斬新な設定
- ファンが“命を救う存在”になる逆転構造
- 過去と現在、夢と現実が交差する演出
- 主人公の成長と葛藤を丁寧に描く脚本
- 音楽と青春を融合させた感動的な世界観
- 衣装・美術・OSTなどの完成度の高さ
このドラマでは、恋愛だけでなく、人生の意味や時間の尊さについても問いかけており、視聴者の共感を呼んでいます。また、10代・20代だけでなく幅広い年齢層から支持されている点も特徴です。
キャスト紹介
- ビョン・ウソク:リュ・ソンジェ役。バンドのカリスマボーカルでありながら、心に孤独を抱える繊細な青年を熱演。モデル出身でスタイルの良さも話題。表情の微細な変化で感情を伝える演技が高評価。
- キム・ヘユン:イム・ソル役。人生に絶望した状態から、愛と希望を取り戻していく様子をリアルに体現。力強さと繊細さを兼ね備えた演技で、役に深みを加えている。
キム・ヘユン インタビュー

反響と演技への姿勢
――ドラマ『ソンジェ背負って走れ』の反響について、どのように受け止めていますか?
キム・ヘユン: 最初はこんなに多くの方に愛していただけるとは思っていませんでした。本当にありがたい気持ちでいっぱいです。特に、視聴者の方から「この作品に救われた」「ソルの姿に勇気をもらった」という声をいただいたときは、心から演じてよかったと思いました。中には、自身のつらい経験を重ね合わせて感想をくださった方もいて、俳優として大きな責任とやりがいを感じました。
――イム・ソルという役を演じるうえで、特に意識したことは?
キム・ヘユン: ソルは、単なる“明るくて前向きなヒロイン”ではありません。彼女には喪失や葛藤があって、そのなかで必死に前を向こうとする力がある。そうした繊細な感情の起伏を、丁寧に演じたかったです。リハーサルでは、監督や共演者と何度も感情のタイミングを確認しました。どの場面で涙をこらえるか、どの瞬間に声を震わせるかなど、細かな演出の積み重ねが役のリアリティに繋がったと思います。
――若手ながら、すでに演技派として注目を集めています。ご自身の“演技観”をどう捉えていますか?
キム・ヘユン: 私は演技を“観察と共感”だと思っています。どんな役にもその人なりの人生があって、それを理解しようとするところから演技は始まるんだと。どんなに小さな表情や声の揺れにも意味があると信じています。人の感情は単純じゃないからこそ、深く掘り下げる必要があるし、そこに俳優としての価値があると思います。
今後のキャリアと挑戦
――今後、挑戦してみたいジャンルはありますか?
キム・ヘユン: 最近は、社会派のドラマや実話をもとにした映画にも興味があります。現代社会の矛盾や問題に正面から向き合う作品に出演することで、演技者としての幅も深められると思っています。また、アクションやミステリーなど、これまで演じてこなかったジャンルにも挑戦して、自分の限界を試してみたいです。
- 今後の挑戦ジャンル
- 心理サスペンス:人間の内面を深く掘り下げる演技
- 法廷ドラマ:ロジックと感情のぶつかり合い
- 実在の人物を演じる伝記作品
- 歴史劇:時代背景と人物像の融合に挑む
- アクション:体を使った表現と感情の融合
――最近はファッションブランドのアンバサダーにも起用されていますね。
キム・ヘユン: はい、ありがたいことにいくつかのブランドとご一緒させていただいています。撮影現場とは違って、自分自身で「どう見せるか」を考える時間でもあり、内面の表現と外面の演出のバランスがとても面白いです。また、持続可能性やエシカルな視点を大切にしているブランドと協業する機会も増え、自分の価値観とも向き合うようになりました。これからも、自分が心から共感できるブランドと一緒に社会に良い影響を与えられたらと思っています。
ファンへの思い
――ファンへのメッセージをお願いします。
キム・ヘユン: 皆さんの応援があるからこそ、私は前に進めます。SNSでのメッセージや、イベントで直接いただく言葉の一つひとつが私の支えです。時には迷いや不安に押しつぶされそうになることもありますが、そんなときに皆さんの存在が私を立ち上がらせてくれます。これからも、演技を通して少しでも力や癒しを届けられるよう、日々努力していきたいです。
キム・ヘユン プロフィール
- 名前:キム・ヘユン
- 生年月日:1996年11月10日(28歳)
- 出身地:韓国・ソウル特別市
- 身長:160cm
- 学歴:建国大学 映画芸術学科
- 所属事務所:Artist Company
- デビュー:2013年ドラマ『黄金の虹』
- 主な受賞歴:
- 2019年 百想芸術大賞 女性新人演技賞(『SKYキャッスル』)
- 2020年 韓国放送演技大賞 優秀賞(『偶然見つけたハル』)
- 代表作:
- 『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』
- 『偶然見つけたハル』
- 『御史<オサ>とジョイ』
- 『ソンジェ背負って走れ』
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ソンジェ背負って走れ OST
ビョン・ウソク×キム・ヘユン主演の話題作『ソンジェ背負って走れ』から、豪華オリジナル・サウンドトラックがリリース。通常のドラマOSTに加え、主演ビョン・ウソクがボーカルを務める劇中バンド ECLIPSE バージョンの楽曲も収録した特別仕様です。感動的なバラードから軽快なポップナンバーまで、ドラマの名シーンを彩った音楽を余すことなく楽しめます。
「ソンジェ背負って走れ」OSTを今すぐチェック!感動と胸キュンが詰まった楽曲揃い♪
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収録内容
[CD1]
- Star / N.Flying
- Like A Dream / ミンニ ((G)I-DLE)
- May I Love You / オムジ (VIVIZ)
- Super Ultra Man / Deundeun Man
- A Day / ジョンホ (ATEEZ)
- I Think I Did / ユ・フェスン (N.Flying)
- Monologue / ジェヨン
- Spring Snow / 10CM
- Gift / ハ・ソンウン
- 行かないで / DOKO
[CD2]
全38曲収録(BGM・インスト含む)
【ECLIPSE Special Mini Ver】
- Star (CD Only)
- Sudden Shower
- Run Run
- You & I
- No Fate
- I’ll Be There
ドラマの感動をそのまま持ち帰れる一枚。特に、ECLIPSEバージョンの楽曲はファン必聴で、物語の臨場感をより深く味わうことができます。
まとめ
主演作『ソンジェ背負って走れ』で見せた切なさと力強さ、その裏にはキム・ヘユン自身の人間としての深みと、誠実な演技姿勢がありました。若手でありながら、すでに女優としての軸を持ち、今後さらなるジャンルやテーマへの挑戦も期待されています。
多様なジャンルに挑戦する意欲、社会やファンに向けた誠実な姿勢、そして高い演技力と存在感。キム・ヘユンは、単なる“次世代スター”ではなく、確かな実力と人間性を備えた“真の俳優”として今後の韓国ドラマ界を牽引していく存在です。
これからもキム・ヘユンは、演技の世界にとどまらず、多様な分野で存在感を発揮していくでしょう。2024年の飛躍を足がかりに、2025年も韓国エンタメ界をリードする女優として、一層の活躍を見せてくれるはずです。
▶ ビョン・ウソク×キム・へユン主演『ソンジェ背負って走れ』U-NEXTオリジナル
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筆者の視点・感想
『ソンジェ背負って走れ』におけるキム・ヘユンさんの演技は、まさにこの作品の“心の軸”と言えるほど印象的でした。彼女が演じたイム・ソルは、情熱と痛みを抱えながらも前向きに人生を進もうとするヒロイン。視聴者の心にまっすぐ届くような、自然体で奥行きのある演技が光っていました。
キム・ヘユンさんは、これまでも“芯の強い女性像”を演じてきた実力派ですが、今回のソル役ではそれに繊細なユーモアと悲しみを加え、より立体的な人物像を見事に表現しています。特に、過去に囚われながらも未来に向かって必死に走ろうとする姿には胸が締めつけられ、筆者自身も何度も涙しました。
ビョン・ウソクさんとの掛け合いも非常に良く、時に愛らしく、時に痛々しいその表情のひとつひとつに、視聴者は共感し、惹き込まれていきます。“泣けるだけじゃないラブストーリー”を体現してくれたキム・ヘユンさんの演技は、今後も長く語り継がれるに違いありません。




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