クォン・ウンビ『Underwater』再注目の3つの理由とは?

Kwon Eunbi『Underwater』– 2024年Waterbombフェスでの圧巻ライブ映像 クォン・ウンビ(元IZ*ONE) 韓国芸能人・俳優

2025年7月、韓国の実力派シンガーであり、元IZ*ONEのメンバーとして世界中にファンを持つクォン・ウンビ(Kwon Eun Bi/권은비)が、インドの有力英字メディア「Times of India」の独占インタビューに応じました。
今回の取材では、彼女が出演した夏の音楽フェス「Waterbomb」でのインパクトのあるパフォーマンス、代表曲『Underwater』に込めた感情、そしてソロ活動への強い信念と家族への深い感謝の気持ちなど、アーティストとしてだけでなく、一人の人間としての“本音”が多く語られました。

アイドルとしての表舞台の輝きの裏にある、努力・忍耐・自己表現への探求心。そうした内面を垣間見せたウンビの言葉の数々は、多くのファンだけでなく、音楽ファンやメディア関係者の間でも大きな反響を呼びました。現在、韓国国内のみならずアジア全体でその存在感を増し続ける彼女は、まさに次世代K-POPを代表するアーティストとして注目されています。

『Underwater』が再注目された理由

Kwon Eunbi『Underwater』– 2024年Waterbombフェスでの圧巻ライブ映像(4K)
youtubeより引用

フェスをきっかけに火がついた人気

2022年にリリースされた『Underwater』は、リリース直後には限定的な反応にとどまりましたが、2023年夏の「Waterbomb」フェスでのパフォーマンスをきっかけに再注目を集めました。炎天下の中、水をテーマにした演出の中で披露された彼女のステージは、視覚的にも音楽的にも非常に完成度が高く、多くの観客の記憶に強く残りました。

その姿はSNSを通じて拡散され、TikTokやInstagram、YouTubeなどでリミックス動画やリアクションが相次ぎ投稿されることに。特に10〜20代の若年層を中心に、ウンビ=“水の女神”というイメージが定着し、代表曲としての認知が一気に広がったのです。

歌詞に込めた“静かなる強さ”

インタビューでウンビは『Underwater』について、「水中という静かな空間には、揺るがない自分がいる」と語っています。この楽曲には、自身の中にある繊細さと、表現者としての“芯の強さ”が込められており、「言葉にできない感情を、水の中で静かに解放するような気持ち」で歌ったと語りました。

特に「静けさの中で私は私を取り戻す」という歌詞は、自己肯定や内面の回復力を象徴しており、多くのリスナーに「そっと寄り添ってくれるような感覚」を与えているといいます。ウンビのアーティストとしての繊細な表現が、多くの人々の心を静かに打ちました。

苦労の軌跡と家族への想い

デビュー前の知られざる日々

現在の華やかな姿からは想像できませんが、ウンビの歩みは決して平坦ではありませんでした。練習生時代には、先が見えない不安とプレッシャーの中で何度も涙を流し、「この道を選んでよかったのか」と自問自答する日々が続いたといいます。

それでも、「今日だけでも頑張ってみよう」と自らを励まし続け、夢を諦めずに前進し続けたことが今の自信に繋がっていると語っています。IZ*ONEの活動終了後、ソロとして再スタートを切った際にも、多くのプレッシャーがのしかかる中で、自分の信じる音楽と表現に賭け続けました。

支えてくれた家族の存在

ウンビにとって最も心の支えとなったのが、家族の存在でした。特に母親からの「あなたはあなたのままでいい」という言葉は、何度も立ち止まりそうになった心を支えてくれたといいます。また、兄からのさりげない励ましや家族の温かいまなざしも、彼女の勇気と安心感の源でした。

「どれだけ忙しくても、家族と過ごす時間だけは大切にしたい」と語る彼女は、最近では仕事の合間を縫って実家に帰る時間を増やしているそうです。家族という原点が、クォン・ウンビというアーティストの“土台”をしっかりと支えているのです。

ソロアーティストとしての現在と未来

表現の自由と責任

グループ活動では得られなかった“自由な表現の場”を手に入れた今、ウンビはその喜びと同時に、大きな責任も感じていると語ります。「自分が何を歌い、どう届けるのか。すべてが自分次第だからこそ、誠実でありたい」と。そのため、作詞・作曲の段階から深く関わり、ステージの演出にも細かく意見を出しているそうです。

「自分から出る言葉や音でなければ、本当の意味で誰かの心を動かすことはできない」。そう語る彼女の姿勢には、アーティストとしての気高さと覚悟が感じられます。

世界へ広がる音楽活動

2025年後半には、アジアを皮切りにニュージーランド、北米、ヨーロッパと続くグローバルツアーを予定しているクォン・ウンビ。インタビューでは、「文化も言葉も違うけれど、音楽は心と心をつなぐことができる」と語り、国境を越えたコミュニケーションの重要性を強調していました。

また、彼女は「各国のファンの空気感を大切にしたい」とし、単なる“同じセットリストの繰り返し”ではなく、その国ならではの演出や言葉を取り入れる柔軟さも持ち合わせています。まさに、観客との“対話”としてライブを捉えていることが、彼女のライブの特別さを生み出しているのでしょう。

クォン・ウンビ プロフィール

  • 名前: クォン・ウンビ(Kwon Eun Bi)
  • 生年月日: 1995年9月27日(29歳)
  • 身長・体重: 160cm・非公開
  • 血液型: A型
  • 所属: Woollimエンターテインメント(元IZ*ONE)

主な活動歴・代表作

  • 音楽: 『Door』(2021)、『Glitch』(2022)、『Underwater』(2022)、『The Flash』(2023)、『SABOTAGE』(2024)、『Snowfall(Feat. Coogie)』(2025)
  • テレビ: 『Follow 美 – 好みに真心』(2021)
  • 映画: 『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』(2024/日本)

アイドルからアーティストへ、そして世界へ——クォン・ウンビの歩みは、まさに進化の連続です。過去の苦悩や努力を力に変え、今を生きる彼女の姿は、音楽に真摯に向き合う全ての人々に勇気と希望を与えてくれるでしょう。これからのステージでも、きっと私たちに新たな感動を届けてくれるに違いありません。

▶ 240706 Kwon Eunbi (권은비) – Underwater [2024 WATERBOMB]

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